機関ID | 00000295 |
---|---|
年度 | 2025 年度 |
法人格 | 公益財団法人 |
機関名称 | セコム科学技術振興財団 |
機関名読み | せこむかがくぎじゅつしんこうざいだん |
機関英名 | SECOM Science and Technology Foundation |
郵便番号 | 150-0001 |
住所 | 東京都渋谷区神宮前1-5-1 |
TEL | 03-5775-8124 |
FAX | 03-5770-0793 |
趣旨・経緯等 | 一国の繁栄は、平和を前提とし、国民生活の安定とともに、産業経済の発展が不可欠なものであります。 近時科学技術の発達は、国民生活の安定向上と産業経済の発展に大きく寄与しており、今後の科学技術の進歩の状況が、国の将来の方向を定めるものの一つと信じます。 第二次世界大戦後、わが国は官民あげての努力の結果、先進国の一つになりましたが、これも、わが国の科学技術の振興に負うところ大なるものがあります。 しかし、きたるべき高齢化社会の中で、資金不足、エネルギー不安、環境問題を解決しつつ、国際競争に優位な立場を確保する上においても、国民生活の安全安心を向上させるための科学技術を含めて、種々の科学技術の研究開発を推進することは焦眉の急と考えられます。 かような現状において、当財団法人設立の趣旨とするところは、わが国における国民生活の安全安心の確保、災害防止等国民生活に密着した科学技術をはじめとして、広く科学技術一般について、その奨励、研究開発の振興、情報交流、国際交流等を行い、もってわが国の該科学技術の振興をはかろうとするものであります。 ここに飯田亮の醵出資金により、当財団法人を設立し、その目的とするところを遂行しようとするものであります。 |
URL | https://www.secomzaidan.jp/ |
E-MAIL | sstfoundation@secom.co.jp |
役員 |
代表理事・理事長: 佐々木 信行 |
事務局責任者 |
事務局責任者: 澗潟 謙一 |
助成金名称 | 令和7年度 挑戦的研究助成 |
---|---|
助成区分 | 研究助成 |
対象内容 | 令和7年度は以下のテーマについて募集します。 テーマ1:個人情報の保護と積極的利用を両立する生命医科学あるいは医療・健康管理データの研究 近年急速に発展した生成AI技術、とくに大規模言語モデルやマルチモーダルAIは、医療・健康管理の現場での活用可能性を大きく広げています。一方で、AIによるプライバシー侵害や偽情報の生成といったリスクも顕在化しており、AI技術の活用には社会的信頼の確保が不可欠です。本助成では、こうした生成AI技術を活用しつつ、個人情報の保護と積極的なデータ利用の両立をめざす生命医科学・医療・健康管理データの挑戦的研究を支援します。特に、セキュアなデータ利活用(差分プライバシー、合成データ、連合学習)、デジタルツインの高度化、個別化医療の実現、疾患予測や健康支援におけるリアルタイムAI対話系の応用など、サイバー・フィジカル融合を深化させる意欲的な基礎・応用研究を期待します。 テーマ2:階層性を超えた生命基本原理:統合的アプローチ 生命医科学分野では、従来からの要素・個別研究では解決できない問題、すなわち、生命システムの階層を超えて原因を究明するという新しい統合的研究手法が求められています。生物の本質に迫るような挑戦的な提案を期待します。 テーマ3:最先端科学の ELSI(倫理的・法的・社会的側面) 近年の最先端科学技術のめざましい発達により、それらの倫理的・法的・社会的課題について検討する重要性がますます増大しています。単なる文献調査にとどまらず、具体的事例を対象とし、問題の背景にある文化的・哲学的背景にまで踏み込んだ研究提案を期待します。 テーマ4:安全・安心に寄与する環境発電デバイスに関する研究 環境中に存在する様々な稀薄分散エネルギーの有効利用は、環境に優しいだけでなくバイタルサインのリアルタイムモニターや災害時のライフライン確保にも寄与することから大きな期待が寄せられています。このようなオフグリッド電源として活用できる環境発電デバイスは、実際の使用環境に適合するものであると同時に必要なエネルギーを必要な時に十分供給できるものでなければなりません。本助成では、単なる発電デバイスの研究ではなく、セキュリティー、医療、防災など何れかの分野に貢献する革新的かつ挑戦的な環境発電技術に関する研究提案を期待します。 |
関連URL | https://www.secomzaidan.jp/ |
対象研究者 | 現に業務として活発な研究活動を行っており、助成期間中継続的に研究を実施することができる国内の大学(大学共同利用機関法人、国立研究開発法人を含む)に所属する39歳以下(令和8年4月1日時点)の研究者を対象とします。 |
募集時期 | 令和7年10月6日(月)から令和7年10月29日(水)12:00まで(時間厳守) |
助成件数 | 各テーマ数件程度を予定 |
助成金額 | 1件につき1年あたり最大500万円、最大3年間で総額1,500万円以内とします。 但し、テーマ3のみ、1件につき1年あたり最大300万円、最大3年間で総額900万円以内です。 |
助成期間 | 3年間を基本としますが、2年間も可能とします。 ただし、進捗次第では次年度への研究の継続が認められない場合があります。 |